木工の授業

「あ、淳子さん」 ゆみは、木工室の前を麻子と歩いていたときに木工室に入っていく淳子の姿を見つけた。 「本当だね、行ってみようか」 ゆみと麻子は、木工室に入っていった淳子の後ろ姿を追っかけて、中に入ってみた。 「あ、彫刻を 全て読む …

ママ友

「お母さん、ちょっと出かけてきますね」 お母さんは、春休みで家にいる祥恵とゆみに告げると出かけていった。 「春休みなのに、大変だね」 祥恵は、お母さんに言った。 「だって、仕方ないでしょう。あなたたちの学校のためなんだか 全て読む …

春の旅行

「ああ、やっと期末終わった・・」 祥恵は、3学期の期末試験が終わって、美和たちとホッとした表情をしていた。 「さあ、春休みだね」 ゆり子も、ホッとした表情をしながら祥恵たちに言った。 「春休みが終わったら、私たちもいよい 全て読む …

ユーレイ部員

「さて、ようやく部員も7人になって部活動らしくなってきたな・・」 その日の放課後、大友先生は音楽職員室に集まってきた天文部の皆に言った。部員ではないのだが、麻子やまゆみも行くというので、ゆみも一緒にくっついてきていた。ど 全て読む …

新入部員

「あ、いや、良明たちを誘っていたんだけど・・」 大友先生は、まゆみに返事した。 「先生って、天文部の顧問だったんですか?」 まゆみは、大友先生に聞いた。 「ああ、小汀と田中に天文部をやりたいと言われて、顧問になったんだ」 全て読む …

天文部

「ああ、それは・・」 ニューヨークから戻ってきて、明星学園の1組になって、もう1年以上経つというのに、なかなか1組のクラスの仲間と馴染めない良明だった。 「ニューヨークの学校だったら、ゆみちゃんが側にいてくれたのに」 そ 全て読む …

撮影鑑賞会

「お父さん、めちゃめちゃ恥ずかしかったよ」 祥恵は、学校から戻ると、お父さんに言った。 「え、何が?」 「何が、じゃないって。ずっとステージの前で写真を撮っていたでしょう」 「ああ、いけないのか?」 お父さんは、祥恵に言 全て読む …

合唱祭

「明日は、ゆみは午前じゃなくて午後にピアノを弾くのか?」 お父さんは、夕食のときに、ゆみに聞いた。 「ううん。午前中にも、翼をくださいを弾くよ」 ゆみは、答えた。 「あ、でも午後の方が弾く数は多いかも。午前中はどちらかと 全て読む …

9年生の進路

ゆみは、現在8年生だ。来年の4月になったら、9年生になる。9年生というのは、日本風にいえば中学3年生のことだ。ということは、9年生になったら、その次は高校生、中学生は卒業ということになる。 「ゆみも、祥恵も、明星学園は高 全て読む …

二連覇

「もう、皆あつまっているよ!」 「4組、向こうだってよ」 まゆみと麻子は、4組の皆が会場の奥のほうに整列しているのを発見して、叫んだ。 「ゆみ、何をしているの?行くよ!」 ゆみは、麻子たちに呼ばれて、祥恵の手を離すと、そ 全て読む …

湯川あさこ

岩本たちが太鼓を叩き、それに合わせて、4組の皆はソーラン節をマットの上で踊っていた。ソーラン節は、普通に夏の盆踊りのようなものに思えるかもしれないが、踊ってみると足腰にグッと力を入れなければならなく意外に体力が必要な踊り 全て読む …

ソーラン節

「今日から2学期はソーラン節の練習だ」 体育の椎名先生は、体育の時間に4組の生徒たちに説明していた。 「音楽の授業でも聞いたかもしれないけど、今年の合唱祭では、合唱と踊りを一緒にやることになった。ソーラン節というのは、北 全て読む …

弁当仲間

「ああ、なんであんなところに栗原淳子がいたんだ」 良明は、中等部校舎1階の窓から表に出た後で、つぶやいた。窓から外に出ると、そこには、たくさんの今は使われていない学校の机と椅子が積み重ねられていた。その積み重なった机の上 全て読む …

淳子の彼氏

「あれ、何も無くなちゃったな」 良明は、音楽室のある音楽棟の裏の草むらの中でどうしようか考えていた。 「ここに、お昼ごはん食べるところ作っておいたのに、何も無くなっている」 良明は、何も無くなってしまった草むらの中、ぽつ 全て読む …

浦賀へ

「今夜は、ゆみにうちのヨットで一番いい場所で寝かせてやるからな」 お父さんは、ゆみに言った。 「一番良い場所ってここ?」 「ああ、個室になっているし、一番ベッドらしいベッドだぞ」 お父さんは、ゆみに言った。 「そうかな。 全て読む …

三浦半島

「今日は、どこに行くのかな?」 ゆみは、お母さんに聞いた。 「さあ、どこでしょう。ヨットに行ったらお父さんに聞いてごらん」 「うん。今日は近いところだといいな」 ゆみは、お母さんに言った。 タクシーが港に着くと、タクシー 全て読む …

城の中へ

「どこに行くの?」 ゆみは、お母さんと一緒に歩きながら聞いた。 さっきの隣りに泊まらせてもらったヨットを通らせてもらって、岸壁に上陸したゆみたちは、千葉の館山の町の中を歩いていた。 「お父さんに聞いてごらん」 「お父さん 全て読む …

館山城へ

「さあ、出航するぞ」 元気のいいお父さんの声と共に、朝ヨットは勝山の港を出港した。 「セイル上げようか」 「ああ」 祥恵は、港を出ると、お父さんとヨットのセイルを上げ、ヨットは風をはらんで走りはじめた。 「もうじき着くよ 全て読む …

次の港へ

「お父さんは、このまま船に戻るぞ」 ばんやのレストランでお酒が入って少し良い気分になっているお父さんが、祥恵に言った。 「私も行くよ」 祥恵は、お父さんの後についてヨットに戻る。 「祥恵、お父さんのことを宜しくね」 お母 全て読む …

民宿

「へえ、なかなかいい部屋じゃないか」 お父さんは、今夜ゆみとお母さんの2人が泊まる民宿の部屋を覗いて言った。 「お父さんも泊まる?」 ゆみは、お母さんに聞いた。 「お父さんは、船が港で大丈夫かどうか見なければならないから 全て読む …

千葉の旅

「さあ、着岸するぞ!」 ヨットが千葉の港の中に入ると、お父さんは言った。祥恵は、着岸準備で忙しそうに船の周りにフェンダー、防舷材を付けたり、ロープを結んだりしている。 「お姉ちゃん、よく上手に結べるね」 ゆみは、慣れた手 全て読む …

千葉の保田港

「まだ着かないの?」 横浜のヨットクラブを出航してから、もう何時間か経つのに、一向に千葉に到着する様子がなかった。対岸の千葉を目指すどころか、未だに横浜の横の方、観音崎とかいう岬を目指して、ヨットは走っているだけだった。 全て読む …

秘密基地

「先生、どこに行くの?」 屋上でお昼を食べ終わって、下の音楽室に戻るとき、馬宮先生だけが非常階段を降りると、音楽棟の裏手の細い道を進んでいく。 「ちょっと冒険してみようか」 馬宮先生は、少しニヤリと微笑みながら、ゆみたち 全て読む …