「ゆみちゃん！」
ゆみは、キッチンからお母さんに呼ばれた。
「ごはんにしましょう」
お母さんは、ゆみだけでなく、お父さんや祥
恵、お姉ちゃんのことも呼んでいた。
これから今井家の夕食の時間だった。ゆみと
お母さんがニューヨークから帰国しての、も
う何回目かの家族４人による夕食だった。
「お姉ちゃん、バスケ部に入るの？」
ゆみは、お姉ちゃんに聞いた。
皆と夕食
※スマホの方は、横向きでご覧下さい。
view smartphone in horizontal.
今井ゆみ X IMAIYUMI
ニューヨークピュアストーリー
ゆり子の家
「ああ、もう良いから。お願い、その話はしないで～」 祥恵は、ゆり子に言った。 今は夏休み、ゆみも、祥恵も、ゆり子も期末試験が終わって夏休みの真っ最中だった。 「やっぱり、祥恵も、あまり良くなかったか」 ゆり子は、祥恵に言 […]
ヤマトに乗る日
姉と再会
「まだ見つからないのか？」 古代進は、レーダーでイスカンダル星の爆発跡からコスモタイガーを探している相原に聞いた。 「はあ、探しているのですが見つからないです。何せ、星１個が爆発していますから、その衝撃波と欠片の量が半端 […]
ヤマトに乗る日
貧民裁判
「よし、今のうちだ。行ってこい」 佐渡先生は、森雪が坂本や太助たちを相手にしているのを見て、祥恵たちに指示した。 森雪は、医務室の前の廊下に陣取っている太助たちと話し合っていた。 「どうして雪さんは貧民なんかかばうんです […]
ヤマトに乗る日
宇宙戦士訓練学校生
「ゆみ君、OKじゃぞ！明日から君は宇宙戦士訓練学校生じゃ」 佐渡先生は、ゆみに伝えた。 「それでじゃな、わしの知り合いにも、ゆみ君が貧民だということは内緒にしてある。だから、左腕に付けられてしまったアザ、それは学校では誰 […]
ニューヨークピュアストーリー
湯川あさこ
岩本たちが太鼓を叩き、それに合わせて、４組の皆はソーラン節をマットの上で踊っていた。ソーラン節は、普通に夏の盆踊りのようなものに思えるかもしれないが、踊ってみると足腰にグッと力を入れなければならなく意外に体力が必要な踊り […]
ヤマトに乗る日
東松原の家
「あの、お嬢さんの腕・・」 お母さんは、電車の中で知らないおばさんに、ゆみの左腕を指さしながら、声をかけられた。 「お嬢さんの腕、そのマークはお役所に言えば、全部きれいに消してもらえますよ」 その知らないおばさんは、親切 […]