ゆみとお母さんの見送りに、空港まで来てく
れたのは、シャロル以外に、お婆ちゃんとお
爺ちゃんもいた。
「今は日本に帰国するけど、夏休みとかは、
いつでも、お婆ちゃんのところに戻ってきて
いいんだからね」
お婆ちゃんは、ゆみに言った。
ゆみが、お母さんの方を振り向くと、お母さ
んも夏休みとかには、また一緒にニューヨー
クに戻ってきましょうと頷いてくれた。
旅立ち
※スマホの方は、横向きでご覧下さい。
view smartphone in horizontal.
今井ゆみ X IMAIYUMI
ヤマトに乗る日
閣僚会議
「地上の復興の進捗状況はどうかね？」 地球政府の大統領は、閣僚会議の席で、ほかの大臣たちに訪ねた。 「順調です。予定通りに建物も道路も復興しています。ただ・・」 「アジア地区も、一応は道路の建設が終わり、今は高層ビルの建 […]
ニューヨークピュアストーリー
77 ゆり子先生
「久しぶり！」 ドアを開けると、中山ゆり子は、夕子たちのことを出迎えた。 今夜の夕食は、夕子と夕子のお母さん、それに朋子、隆、ゆみの５人で中山ゆり子先生の家で食事をしようと招かれたのだった。 「朋子ちゃん、まだ身長のびた […]
ヤマトに乗る日
卒業式
「なんでだよ！なんで、あいつが来るんだよ！」 卒業式の朝、坂本はご機嫌斜めだった。 卒業式が体育館で始まる前に、クラスルームで担任が最後のホームルームの授業を行っていた。その席で、担任の口から、ゆみがヤマトのテストセーリ […]
ヤマトに乗る日
スターシャお母さん
「間に合うかな」 ゆみは、ピンク色のコスモタイガーを操縦しながら考えていた。 それでも、ゆみの操縦しているコスモタイガーはヤマトを飛び出してから、ずっと飛び続け、ようやくイスカンダル星の大気圏に突入したところだった。 「 […]
ヤマトに乗る日
大きくなったサーシャ
「あっ」 ゆみがヤマトの艦内を歩いていると、向こうの廊下を歩いている真田澪の姿が見えた。 真田澪は、ゆみには気づかずに、そのまま廊下を通り抜けて、ヤマトの展望室に入っていった。ゆみも、真田澪の後を追って、展望室の入り口か […]
ヤマトに乗る日
まっかな嘘
「しかし、ゆみさんは何を思いついたんだろう？」 太助は、食堂の椅子に腰掛けて、さっき２００年後の地球で見てきたロダンの考える人と同じポーズを取りながら、食堂を出て行ったゆみのことを考えていた。 「うまいっすね、これ」 子 […]