ゆみは、必死に走って、お姉ちゃんについて
いこうとしていた。
「ほら、ゆみ。乗りなよ」
お姉ちゃんが、突然歩くのをやめると、ゆみ
の前にしゃがんで背中を向けた。
「え、なに?ちゃんと自分で歩けるよ」
「歩けるのわかっているよ。でも、私がおん
ぶして歩いた方が早いから」
お姉ちゃんに言われて、ゆみは、お姉ちゃん
の背中の上に乗った。
多摩美術大学 絵画科日本画専攻 卒業。美大卒業後、広告イベント会社、看板、印刷会社などで勤務しながらMacによるデザイン技術を習得。現在、日本画出身の異色デザイナーとして、日本画家、グラフィック&WEBデザイナーなど多方面でアーティスト活動中。
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今井ゆみ X IMAIYUMI
ゆみは、必死に走って、お姉ちゃんについて
いこうとしていた。
「ほら、ゆみ。乗りなよ」
お姉ちゃんが、突然歩くのをやめると、ゆみ
の前にしゃがんで背中を向けた。
「え、なに?ちゃんと自分で歩けるよ」
「歩けるのわかっているよ。でも、私がおん
ぶして歩いた方が早いから」
お姉ちゃんに言われて、ゆみは、お姉ちゃん
の背中の上に乗った。
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