あと１年

「ゆみちゃん、早く起きなさい」 「・・・」 ゆみは、お母さんたち家族とお父さんの車の中で寝ていた。少年盗賊団のメンバーだったあゆみと他に２人の女の子も一緒にトランクスペースを平らにして、そこに布団を敷いて寝ていた。今朝は […]

「なんだ、あれは！？」 古代守は、爆発の後から現れた巨大な鉄骨のような構造物を見てつぶやいた。 「骨、骨している・・」 思わず祥恵は、爆発の中から現れた構造物を見て、ゆみが言っていた言葉をつぶやいてしまっていた。 「確か […]

「ゆみちゃん。お姉ちゃんのことを紹介してよ」 ゆみは、あゆみに言われた。 「いいよ。あたしのお姉ちゃん」 ゆみは、あゆみたちに祥恵のことを紹介した。 「こんにちは。ゆみがいつもお世話になっています」 祥恵が、少年盗賊団の […]

「ほかの者は、火災が起きたときのために消化器の準備をしていてくれ」 ほかの手の空いていた乗組員たちは、片手に消化器を構えて火災に備えていた。古代進と坂本は、格納庫にあったフォークリフトとクレーンで突入してきたコスモタイガ […]

「お願い、もっと早く飛んで」 ゆみは、自分のピンク色のコスモタイガーを操縦しながらつぶやいた。 ゆみとスターシャを乗せたコスモタイガーは、イスカンダル星のタワーを発進すると、全速力で大空へと飛び立っていた。まもなくイスカ […]